1959-11-10 第33回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
それは、ただいま提案理由の説明でも申し上げましたように、酒の製造販売の面におきまして戦中戦後を通じて、売り手市場というものにバックされて、マル公あるいは原料統制ないしすべての末端に至るまでの統制ということに立って動いてきておりました業界が、だんだん自由な時代になるに従いまして、自由競争という段階に入ってきたわけであります。
それは、ただいま提案理由の説明でも申し上げましたように、酒の製造販売の面におきまして戦中戦後を通じて、売り手市場というものにバックされて、マル公あるいは原料統制ないしすべての末端に至るまでの統制ということに立って動いてきておりました業界が、だんだん自由な時代になるに従いまして、自由競争という段階に入ってきたわけであります。
その時期ということになりますと、さっき申したように、やはり酒類によって、たとえば原料統制のある清酒というようなものと、原料の自由になった酒とでは、後者の方がやはり先にはずせというようなことになるであろうと思います。具体的にそれでは年のうちでどういう時期にはずすかということになると、酒類によっていわば忙しい時期とひまな時期があります。
しかしそのお答えの最後でも、全体として世の中の経済の動きがこういうことになってきているのだから、だんだんはずすという方向で考えるということを申し上げたわけですが、御指摘の通り、そういう事情は原料の統制のない蒸留酒、ビールというような点について特に強いわけで、まあ清酒の場合だけでは価格をはずしても原料統制をはずすわけにいかぬですから、なかなか価格統制をはずすという議論自体が相当複雑になるし、また税制上
それをやはり今の四千の酒屋を抱えて、非常に経営規模の違う、条件の違うものをやっていくという行政においてそのままはずしてしまえるか、またこれは原料の主食の統制の方の制度からいってもなかなかできがたいだろうと思いますから、それはおそらく原料統制が残るということにしますと、銘柄品は、需要は実際相当多い、多いのに原料で抑えられるということになるわけであります。
あると思いますが、清酒につきましては、現在この法律による規制のほか、食糧管理法による原料統制ということがありまして、その方の裏づけによってしょうちゅう、合成酒において行われている出荷規制よりもはるかに強い生産規制ですね、それが事実上行われ得るような体制にあるというあたりが、基本的に違う条件ではなかろうか。
お手元の履歴計で御承知のように、永野君は大学卒業後富士製鋼株式会社に入り同社取締役支配人に就任後、日本製鉄、鉄鋼原料統制、金属回収統制各株式会社の役員を歴任、昭和二十二年大刀経済安定本部副長官に任命されましたが、翌二十三年四月退官して、再び日本製鉄の役員となり、同社解体分離に伴い富士製鉄株式会社取締役社長となり現在に至っているものでございます。
それからただいま御指摘の落綿を原料として生産するものをどう考えるかということでございましたが、この点も実は目下私どもの研究の課題になつているわけでありまして、雑綿につきましてのAA制の廃止と関連して、落綿についても同じように原料としての効果、利用価値を持つているとすれば、それも同様に扱わなければ、やはり局部的でありますが、原料統制がしり抜けとなる面があるのではないかということで、目下研究中であります
基本的な原料統制が残つておるけれども、日用品については特別に何か割引きをして渡すという制度があれば、これは別問題なのであります。
ほど申し上げました私が商工省の製鉄課長をやつておりましたころ、当時アメリカが資金凍結をして、日本に対するいろいろ重要物資の輸出を停止したころでありますが、そのころ藤澤氏がアメリカにおりまして、当時私は製鉄課長として日本にスクラツプが買える間にうんと買付けをしようというので、たくさん屑鉄を買う処置をとつたことがございますが、その仕事を藤澤氏がしておりまして、それからこつちへ帰つてきましてからは、鉄鋼原料統制